「一緒に訪問に来てほしい」
南和広域医療企業団南奈良訪問看護ステーションの職員研修に助言者として伺いました。奈良県看護協会主催の、「認定看護師等派遣調整事業」に基づく研修です。はじめましての今回は、普段困っていることや感じている課題をシェアする時間になりました。
南和広域医療企業団南奈良訪問看護ステーションは、奈良県大淀町にある南奈良総合医療センターに2021年に併設された事業所さんです。
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南奈良総合医療センターが南和地域の中核病院、拠点病院なので、南奈良訪問看護ステーションからは近隣の町村だけでなく、山間部へ訪問されることもしばしば。山間の訪問は雪、凍結、大雨など気象状況や道路状況に大きく左右されます。私も事業所から離れた市町村の診療所の仕事や訪問の依頼をいただきますが、山となると一気に難易度が上がる気がします。
患者さんが病院を退院された後、その病院での治療をそのまま引き継ぐ形で看護を提供される、様子を把握していただける、というのは、在宅管理栄養士の立場としては非常にありがたいです。

一通り私の普段の仕事や患者さんとのエピソードをお話させていただいたあと、訪問看護師さんから、「病院業務の管理栄養士さんと、在宅訪問栄養士さんとは違う」「一緒に訪問来てほしい」と感想をいただきました。
もちろん病院勤務の管理栄養士は入院・外来患者さんに疾患の治療のための集中的な栄養管理や指導などをするので、在宅とは役割が違います。個別が大前提、しかも長期安定を目指す在宅栄養指導をそのギャップでよけい新鮮に感じられたのかもしれません。
そうだとしても、他職種連携、病院との連携を心底うまくいかせたい私としては、看護師さんとのこういうやりとりは希望の光です✨
とても有意義な研修でした。またどこかで情報交換の機会があるといいですね。